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FINANCIAL MODEL INSIGHTS
業界分析食品・飲料

食品・飲料

↑ 成長業種
収録 4社 · 時価総額計 16.0兆円 · 最大手 日本たばこ産業
売上成長 平均
+6.5%
営業利益率 平均
12.1%
ROE 平均
10.1%
PER 平均
25.3倍
業界の情勢と今後2025年度〜2026年前半
現在の情勢

国内食品・飲料は「値上げ疲れ」局面に入り、2025年も原材料・人件費インフレを価格転嫁で吸収する力が勝敗を分けた。たばこのJTは紙巻減少を加熱式(プルームX)と海外シェア・高単価戦略でカバーし、利益率22%・累進配当で「実質ディフェンシブ高配当株」として君臨する一方、ビールはアサヒGHDがスーパードライの世界展開と豪Asahi Beveragesで稼ぐ多国籍企業化が進む。2025年9月のアサヒへのランサムウェア被害で国内出荷が一時停止し供給網の脆さが露呈したのは記憶に新しく、キリンHDは健康・医薬(協和キリン)を抱える多角化型として性格が異なる。

今後の見通し

最大の構造変化は味の素で、調味料の安定収益に加えABF(味の素ビルドアップフィルム)がAI半導体・データセンター向けハイエンドパッケージ基板の必須材料として需要が急増し、市場は「食品株」でなく「AI半導体素材株」として再評価(PER50倍超)している点が論点。円安は海外売上比率の高いJT・アサヒ・味の素の海外食品を押し上げる追い風だが原材料輸入コスト増と表裏一体で、2026年は日銀利上げに伴う円高反転リスクが業績モメンタムを左右する。たばこは各国の増税・規制とドル/円が収益を支配し続け、味の素のバリュエーションはAI設備投資サイクルの持続性に賭けた「食品にしては高い株価」をどこまで正当化できるかが焦点。

競争のカギ・注目点
味の素ABFがAI半導体パッケージ基板向けで需要拡大、もはや「調味料会社」では測れない二輪構造
JTは紙巻減・加熱式プルームXシフトと海外M&A、利益率22%と累進配当でディフェンシブ高配当の代表格
アサヒGHDは豪州・欧州の多国籍化で稼ぐが、2025年ランサムウェア出荷停止が示した供給網リスク
円安メリットと輸入コスト増の綱引き、2026年の日銀利上げ・円高反転が海外比率の高い各社の鍵
最も高収益
日本たばこ産業
営業利益率 22.1%
最も成長
日本たばこ産業
売上YoY +10.9%
最も割安
アサヒグループホールディングス
PER 14.9倍
最も高ROE
日本たばこ産業
ROE 14.0%

業界内の指標比較

掲載企業(4社・営業利益率順)

上位を比較 →
コード企業名売上YoY営業利益率ROEPER株価
2914
J
日本たばこ産業
+10.9%22.1%14.0%17.2¥4,400+0.50%詳細 →
2802
味の素
+5.0%10.4%8.1%52.2¥3,600+0.67%詳細 →
2502
A
アサヒグループホールディングス
+6.1%9.3%9.5%14.9¥4,950+0.71%詳細 →
2503
キリンホールディングス
+3.8%6.8%8.8%17.0¥2,150+0.56%詳細 →