ZaiBiz収録の「サービス」2社は、いずれも知的財産(IP)と体験価値で稼ぐ高収益モデルが共通項。オリエンタルランドは東京ディズニーリゾートの単価アップ戦略(変動価格制・プレミアアクセスの有料化)とインバウンド回復で売上・利益とも過去最高圏を更新し、営業利益率は約25%と国内サービス業では突出する。バンダイナムコHDはガンプラの世界的ブーム(アジア・北米需要の拡大)と「機動戦士ガンダム」「ドラゴンボール」「ONE PIECE」などのIP横展開、稼ぎ頭のトイホビー事業が、当たり外れの大きい家庭用ゲームを補完する構造になっている。
オリエンタルランドは2024年開業の「ファンタジースプリングス」の通年寄与と客単価のさらなる引き上げが成長ドライバーだが、入園者数の頭打ち・人件費高騰・大型投資の減価償却負担がマージンの逆風となる。バンダイナムコはガンプラ生産能力の増強(バンダイホビーセンター拡張)とIPのグローバル展開、新作ゲームのヒット依存度低減が鍵で、円安はディズニー・バンダイ双方にインバウンド/海外売上面で追い風。一方、訪日客の一極集中による混雑・価格抵抗と、ゲーム・玩具の世界的な可処分所得感応度がリスク要因として残る。